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生き物は難しい・・・2020/05/31 18:08:45

さて・・・


池関連のことをダラダラと書き続けるのは本意ではないと、書かない様に心がけていたのですが・・・


やはり生き物を自然環境の中で飼うというのはとても難しいと痛感してます。
世の中はどんどん便利になり、快適になったためなのか分かりませんが、生命の持つ力が弱まってる気がします。
このところNETFLIXで○○をダイジェスト(○○の部分にお題目が入る)が気に入って観てます。

コレによると、男性の精子の数は、50年ほど前の1/3に減っているとか・・・
原因はマイクロプラスティックを体内に取り込むことによるホルモンバランスの異常と言われています。
まあ、この内容そのものは目新しいことではなく、数年前から言われていることでもあります。

この影響は何も人間に限ったことでは無く、地球上の全ての動植物、そして環境に影響を与えているわけです。

いや・・・

うちの池がマイクロプラスティックの影響を受けている!

って話ではなく、うちで飼ってる錦鯉の話です(笑


ここ2週間ほどの間に、前日まで元気だった錦鯉が翌朝いきなり死んでいました。
5月に入っても天候が不安定な日が続き、池の水温も14~15℃位の日々が多かったので、それに耐えられなかった
ようです・・・

そこで、今までよりも200円多く奮発し、少し大きめの錦鯉を一匹飼ってきて池に入れたわけですが、どうもここ数日、
動きがおかしい感じでした。
水の中でジッとしてることが多くなり、他の錦鯉と一緒に泳いだりしなくなったのです。

ちょっと、動きがおかしいなぁ・・・とよくよく見てみると、何か表面に白い綿埃の様な物が付着してる感じ・・・?

水面が常に揺れてるので確信はありませんが、そんな感じでした。
そして土曜日の朝はさらに動きが悪くなり、近づいても逃げずに水中でジッとしてる。
なのでじっくりと観察できたのですが、やはり体全体に白い綿の様な物が付着してるのをハッキリと確認できました。

これは、間違いなく病気だ!

と部屋に戻り、ネットで調べてみると「水カビ病」が一番近い症状だと分かりました。
そこで、手遅れかもしれないけど、このまま死なせてしまうのは忍びないので・・・

セット

水槽セットとヒータを買ってきました。

水カビは、水カビ菌(糸状菌:サプロレグニア)という細菌で、落ち葉や虫などの死骸といったところから発生する、まあ
どこにでもいるありふれた細菌です。
通常、魚は元気な状態だと表面が粘液で覆われているため、水カビが取り付くことはありませんが、弱った個体には
取り付き、その個体の表面から養分を吸い取ります。
これにより、取り付かれた魚はどんどん動きが鈍り、衰弱し、最後は死に至ります。

この水カビの治療法は・・・
・水温を20℃以上に上げる(水カビは20度以下で発生する)
・水に0.5%の塩を入れた塩水を作りそこに病気の魚を入れる (浸透圧の関係で魚に負担が少なく、菌も塩分に弱い)
・治療薬で本格的に菌を死滅させる
となります。

そんなわけで、水槽でまずは塩水浴をして様子を見ようと水槽とヒーターを買ってきたわけです。
治療は闇雲にやるのではなく、病状がハッキリと分かってからの方が良いだろうとの判断です。


それにしても、最近は水槽も安くなった物ですね。

付属品

水槽本体以外に、こんな付属品がついて税込み1980円です(笑

付属品は、
・エアレーションのキット
・プラスティックの水草(しょぼいのか1本)
・カルキ抜き
・バクテリア添加剤
・金魚のエサ

と、このキットだけ買ってくれば、とりあえず金魚をすぐに飼うことが出来ます。
金魚も小赤なら一匹40円もしないので、数匹買っても2200円もあれば、室内で金魚を買える環境が整ってしまう
わけです。

いや、池なんて作らずに、こっちの方が良かったんじゃね? とまじまじと思いました(笑

まあ、見た目を良くするには下に砂利をひいたり、もっと水草を入れたりしなければならないのでもう少しお金は
かかるでしょうが、今回の目的は治癒なので、そういった邪魔な付属品は一切要りません。


まずは、
・水槽を軽く洗い、20リットルほど水を入れます。
・100gの塩を入れて、完全に溶けるまで攪拌します。
・カルキ抜きを入れます。
・バクテリア添加剤を入れます。
・ヒーターを設置します。
・エアレーションを動かして、しばらく放置し水をよく攪拌する様にします。

ここで、池に行って問題の錦鯉を捕まえてきます。

捕まえて分かったのですが、かなり全身に水カビが蔓延っている状態でした。

とりあえず、ゆっくりと水合わせとかしてる時間は無さそうなので、錦鯉を水槽に入れました。
そしてヒーターのスイッチを入れます。

最後にヒーターのスイッチを入れたのは、魚は急激な温度変化には敏感だからです。


さて、水槽に錦鯉を入れると、最初は水面に横転した状態で浮かんでいました。

これは、手遅れかも・・・

正直、その時はそう思いました。
しかし、ヒーターによって水温が少しずつ上がり始めると・・・

不安定

尾ビレ側が浮き上がり、逆立ち状態に近くなりながらもなんとか泳ぎ始めました。

しかし、まだ体には水カビがそれなりに付着してる状態です。
これも、水温上昇によって菌が死に、勝手に体から剥離すると思っていたのでそのまま様子を見ましたが、再度
ネットを見てみると、表面に付着した水カビは取ってあげると良いとの表記があったので、ティッシュを使って、
体の表面に付着した水カビを除去し、再度水に入れると・・・


少し元気に泳ぎだしてくれました!


これでとりあえず今晩は経過を見ようと思い、そのままにします。


翌朝、錦鯉はちゃんと生きてました!
そして、昨日エラの周りの水カビは除去したつもりでしたが、エラ内から出てきたのか、両サイドのエラ周りに水カビ
の綿がくっついていたので、嫌がる錦鯉を捕まえてティッシュでエラ周りを再度キレイにして水槽に戻す。

安定

すると、しっかりと体も安定する様になってきました。

何とか、最悪の状況は脱してくれたかなぁ・・・?

というわけで、症状も改善してきたし、尾くされも少し発生している様だったので明日辺り治療薬を買ってきて入れて
みる予定です。

それにしても、大きければ抵抗力もあるだろうと、一回り大きな錦鯉を飼ってきたのに、そいつが病気になり、他の
3匹は池で元気に泳ぎ回ってるのを見て、生命力と大きさはあまり関係ないかも・・・と・・・
何にせよ、生き物は難しいです・・・

特に魚の様にコミュニケーションが成立しない生物はとても難しい・・・


でも、小さな水槽の中を泳ぐ錦鯉を見てると、生きていてくれて良かったという思いと、魚ってヒレと体を上手に使って、
スピードとバランス取ってんだなぁ・・・と妙なところで感心したりします。