なんか急にPS3の修理にハマる・・・(笑 ― 2013/08/24 23:21:45
さて・・・
いきなりですが・・・
昨日の夜から、ジャンク修理屋さんに目覚めてしまいました・・・(笑
ちょっと前はXBOXの凶箱化に夢中だったわけですが、
昨夜から旧に目覚めたものはコレです・・・(笑
オークションで久々に落札したものが届きました。
中身は・・・
PS3 40GBのジャンク!(笑
スイッチを入れても、一瞬ファンが回ってすぐに赤ランプが点滅して停止する機体。
そう、これはいわゆるYLOD(Yellow Light of Death)というやつです。
私の入手したこの40GB白はイエローランプは点灯しませんが、最終的には赤ランプが点滅状態になるので、
やはりYLOD機体です。
思っていたよりも程度がよく、かなりの美品機体です。
コレが直れば非常にめっけもんです(笑
さてYLODはどういった故障かといえば、要はCPUやGPU及びその周辺部のパーツが高温と低温を行ったり来たりしてる
間に、基板が反ったりして、ハンダにクラックが入ることで通電がされなくなる状態で起こる故障です。
つまるところCPUやGPUに電気が回らないので、PS3は起動できずに止まっちゃうというわけです。
PCで言えばBIOSを読み込む段階で、CPUに電気が回ってないのでBIOSが読み込めずいきなりコケる状態と同じです。
つまり、ハンダのクラックや熱による剥離を戻してあげれば治る可能性が大きいわけです。
そんなわけで、本日は・・・
PS3のYLOD機体の修理
行ってみます(笑
まず、故障したPS3で一番注意すべき部分はココです。
剥がしたら保証なくなるで!シール(笑
自分のPS3ならシールについてはどうなのかは自分自身が分かってるわけですが、オークションやジャンク屋さんで
故障品を入手する場合は、未開封であることが大前提となります。
シールが無い機体は既に分解されている可能性が極めて高く、前オーナーが分解中に部品を壊していたり、欠品していたり
はたまた基板に高熱を加えすぎて、どうにもならないところまで破壊されている可能性があるからです。
シールがきちんと貼られているものは、故障したままの状態で、中身は変に荒らされてないので、ある意味安心です(笑
まあ、故障品に安心もクソもありませんが・・・(笑
さて、
今回のYLODの修理に必要なのはコレ・・・
ヒートガン!ヽ(^◇^*)/
これは超強力なドライヤーと一緒で、吹き出し口から出る熱風は軽く300度を超えます。
今回の修理は一度ハンダを溶かす状態にするのでこのぐらいの熱量が必要になります。
ドライヤーでも出来ないことはないのかもしれませんが、まあ素直にヒートガンを使ったほうがマシです。
amazonでは2500円前後で売っていますし、ヒートガンは様々な使い方ができるので、一台あると便利です。
中身は・・・
ドライヤーよりちょっと大きめの本体と、付属品で様々なノズル口とかが付いています。
さて、
コレ以外にも私的には必須だと思うのが・・・
鉛フリーはんだ対応フラックス
フラックスは
①ハンダを溶かした時に、酸化膜や汚れを除去しする表面洗浄作用
②ハンダの表面張力を低下させ、粘りを弱くしてハンダがキレイに溶ける状態を促進する
③熱を加えて融解状態のハンダの表面を覆い、金属の再酸化を防ぐ
という3つの役割を持っています。
YLODの修理については様々なサイトでも紹介されていますが、中にはフラックを使わない方法もあります。
しかし私はフラックスを絶対使ったほうが良いと主張する派です。
再ハンダにおけるフラックスのありがたさは数々の電子工作で何度も体験しています。
つまるところ、
今回のPS3の修理もハンダのクラックや剥離を修理するものですから、やはりフラックスを塗ったほうが
良い効果が出ると思います。
YLOD機体は一度その状態になると何度もYLODを繰り返すようですが、それをなるべく防止するためにも
鉛フリーはんだ対応フラックスはなるべく使ったほうが良いと思います。
「鉛フリーはんだ対応」にこだわる点は、PS3のハンダが鉛フリーだからです。
てなわけで・・・
前置きが長くなりましたが、早速・・・
分解・・・(笑
どんどんバラす・・・
ヒートシンクと基板を分離するところまで来ました。
ここまで来て思ったのですが、このPS3 40GBの中身は思ったよりもキレイです。
もっと綿ぼこりだらけと思っていたので、意外です。
中のエアフローがある程度確保された状態の機体がYLODで故障するというのはちょっと意外・・・
もしかしてPS3 40GBって基板レイアウトの変更で熱耐性に弱い構造なのかな?
または、外観の状態がかなりの美品な点から、前オーナーが狭いラック内に押し込めて、熱気を充満させた状態で
使っていて、一気に逝ったのかしらん??
何にしても、YLODの修理は加熱をしっかりやっておかないと、再発する可能性大です。
てなわけで、いよいよ
舞台を洗面所へと移動します。 ←いや別段洗面所じゃなくても良い(笑
これから、ヒートガンでCPUやGPU周りに高熱を加えて、ハンダのクラックや剥離を修理します。
熱を加えるポイントとしては・・・
赤丸のあたりになります。
また、裏側も赤丸あたりに同じように熱を加えます。
まず最初に・・・
赤丸を付けたところにある部品にフラックスを塗ります。
フラックスを塗るポイントは緑色の基板と接している隙間です。
ここに刷毛でフラックスをタップリとしみこませるように付けてゆきます。
私は3回ぐらいフラックスを塗り、四角いICチップと基板の間にフラックスが染みこむようにしました。
フラックスを塗り終わったら、ヒートガンで赤丸部分を温めます。
ヒートガンの強弱の「弱」の方を選択し、5cmほど離したところからヒートガンで一気に加熱します。
赤丸の部分を4箇所にワケて、それぞれの箇所を1分ぐらいずつ加熱しました。
ハンダの融解点は190~210度ぐらいなので、ハンダがちょっと緩くなるようイメージしながら加熱します(笑
ちなみに、ICチップや部品等はかなり熱耐性があるので、少々の加熱では壊れませんが、それでも限度はあるので
あまりやり過ぎると部品を壊しますので、注意です。
※部品を熱で壊すと、その部品を交換する意外に方法がなくなる。
加熱し終わったら、基板に触れずに15歩分ほど放置し、今度は裏面の赤丸付近を同じ要領で加熱します。
裏面にはフラックスを塗るような部品は無いので、そのままの加熱でOKです。
さて、
裏面を加熱し、15分放置すれば一応OKなのですが、私はもう一度表面を加熱しました。
これはYLOD機体の場合、クラックや剥離しやすい状態になっていると予想されるので、念の為にハンダのくっつきを
良くするためです。
基板面を加熱して、放置している時間に、それ以外の部品のホコリをエアダスターと歯ブラシを使ってキレイにします。
さて、
基板の加熱は完了!
後は、この基板が直ってることを神に祈りつつ・・・
シルバーグリスをCPUとGPUに薄く塗ります。
これで、仮組みして・・・
コンセントを繋いで・・・
スイッチオン!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緑ランプ点灯キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
てなわけで、
YLODの修理は無事に出来たようです。
後は本格的に組立てて、配線をし・・・
初期設定に入ります。
このジャンク機体はHDDが無い状態だったので、部屋に転がっていた2.5inch 60GBのHDDを入れてスイッチをいれる。
当然HDDはPS3用にフォーマットされている状態ではないので、上のメッセージが出ます。
システムソフトウェアをSONYのWebからダウンロードし、USBメモリー等にコピーします。
フォルダーは・・・
root-ps3-updete
と、フォルダーを新規作成し、updateフォルダーにwebで落としたシステム・ソフトウェアを入れます。
USBをPS3に取り付けて再度スイッチをいれると・・・
HDDのフォーマット画面に入るので、STARTとSELECTを5秒以上押してフォーマットに入ります。
んで・・・
フォーマット中・・・
んで・・・
システムのアップデート・・・・
んで!
初期設定画面キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
となります。
てなわけで、
YLOD故障で起動不可能だったPS3 40GB白が無事起動できるようになりました!ヽ(^◇^*)/
これに気を良くした私は・・・
本日昼間・・・
またもやYLOD故障のジャンク40GB機体を2,980円で購入してきて・・・
夕方にコイツもちゃんと動くようになりました(笑
2日間でいきなりPS3が2台増えた・・・(笑
でも、
まだまだ修理したくてウズウズしてます・・・(笑
いきなりですが・・・
昨日の夜から、ジャンク修理屋さんに目覚めてしまいました・・・(笑
ちょっと前はXBOXの凶箱化に夢中だったわけですが、
昨夜から旧に目覚めたものはコレです・・・(笑
オークションで久々に落札したものが届きました。
中身は・・・
PS3 40GBのジャンク!(笑
スイッチを入れても、一瞬ファンが回ってすぐに赤ランプが点滅して停止する機体。
そう、これはいわゆるYLOD(Yellow Light of Death)というやつです。
私の入手したこの40GB白はイエローランプは点灯しませんが、最終的には赤ランプが点滅状態になるので、
やはりYLOD機体です。
思っていたよりも程度がよく、かなりの美品機体です。
コレが直れば非常にめっけもんです(笑
さてYLODはどういった故障かといえば、要はCPUやGPU及びその周辺部のパーツが高温と低温を行ったり来たりしてる
間に、基板が反ったりして、ハンダにクラックが入ることで通電がされなくなる状態で起こる故障です。
つまるところCPUやGPUに電気が回らないので、PS3は起動できずに止まっちゃうというわけです。
PCで言えばBIOSを読み込む段階で、CPUに電気が回ってないのでBIOSが読み込めずいきなりコケる状態と同じです。
つまり、ハンダのクラックや熱による剥離を戻してあげれば治る可能性が大きいわけです。
そんなわけで、本日は・・・
PS3のYLOD機体の修理
行ってみます(笑
まず、故障したPS3で一番注意すべき部分はココです。
剥がしたら保証なくなるで!シール(笑
自分のPS3ならシールについてはどうなのかは自分自身が分かってるわけですが、オークションやジャンク屋さんで
故障品を入手する場合は、未開封であることが大前提となります。
シールが無い機体は既に分解されている可能性が極めて高く、前オーナーが分解中に部品を壊していたり、欠品していたり
はたまた基板に高熱を加えすぎて、どうにもならないところまで破壊されている可能性があるからです。
シールがきちんと貼られているものは、故障したままの状態で、中身は変に荒らされてないので、ある意味安心です(笑
まあ、故障品に安心もクソもありませんが・・・(笑
さて、
今回のYLODの修理に必要なのはコレ・・・
ヒートガン!ヽ(^◇^*)/
これは超強力なドライヤーと一緒で、吹き出し口から出る熱風は軽く300度を超えます。
今回の修理は一度ハンダを溶かす状態にするのでこのぐらいの熱量が必要になります。
ドライヤーでも出来ないことはないのかもしれませんが、まあ素直にヒートガンを使ったほうがマシです。
amazonでは2500円前後で売っていますし、ヒートガンは様々な使い方ができるので、一台あると便利です。
中身は・・・
ドライヤーよりちょっと大きめの本体と、付属品で様々なノズル口とかが付いています。
さて、
コレ以外にも私的には必須だと思うのが・・・
鉛フリーはんだ対応フラックス
フラックスは
①ハンダを溶かした時に、酸化膜や汚れを除去しする表面洗浄作用
②ハンダの表面張力を低下させ、粘りを弱くしてハンダがキレイに溶ける状態を促進する
③熱を加えて融解状態のハンダの表面を覆い、金属の再酸化を防ぐ
という3つの役割を持っています。
YLODの修理については様々なサイトでも紹介されていますが、中にはフラックを使わない方法もあります。
しかし私はフラックスを絶対使ったほうが良いと主張する派です。
再ハンダにおけるフラックスのありがたさは数々の電子工作で何度も体験しています。
つまるところ、
今回のPS3の修理もハンダのクラックや剥離を修理するものですから、やはりフラックスを塗ったほうが
良い効果が出ると思います。
YLOD機体は一度その状態になると何度もYLODを繰り返すようですが、それをなるべく防止するためにも
鉛フリーはんだ対応フラックスはなるべく使ったほうが良いと思います。
「鉛フリーはんだ対応」にこだわる点は、PS3のハンダが鉛フリーだからです。
てなわけで・・・
前置きが長くなりましたが、早速・・・
分解・・・(笑
どんどんバラす・・・
ヒートシンクと基板を分離するところまで来ました。
ここまで来て思ったのですが、このPS3 40GBの中身は思ったよりもキレイです。
もっと綿ぼこりだらけと思っていたので、意外です。
中のエアフローがある程度確保された状態の機体がYLODで故障するというのはちょっと意外・・・
もしかしてPS3 40GBって基板レイアウトの変更で熱耐性に弱い構造なのかな?
または、外観の状態がかなりの美品な点から、前オーナーが狭いラック内に押し込めて、熱気を充満させた状態で
使っていて、一気に逝ったのかしらん??
何にしても、YLODの修理は加熱をしっかりやっておかないと、再発する可能性大です。
てなわけで、いよいよ
舞台を洗面所へと移動します。 ←いや別段洗面所じゃなくても良い(笑
これから、ヒートガンでCPUやGPU周りに高熱を加えて、ハンダのクラックや剥離を修理します。
熱を加えるポイントとしては・・・
赤丸のあたりになります。
また、裏側も赤丸あたりに同じように熱を加えます。
まず最初に・・・
赤丸を付けたところにある部品にフラックスを塗ります。
フラックスを塗るポイントは緑色の基板と接している隙間です。
ここに刷毛でフラックスをタップリとしみこませるように付けてゆきます。
私は3回ぐらいフラックスを塗り、四角いICチップと基板の間にフラックスが染みこむようにしました。
フラックスを塗り終わったら、ヒートガンで赤丸部分を温めます。
ヒートガンの強弱の「弱」の方を選択し、5cmほど離したところからヒートガンで一気に加熱します。
赤丸の部分を4箇所にワケて、それぞれの箇所を1分ぐらいずつ加熱しました。
ハンダの融解点は190~210度ぐらいなので、ハンダがちょっと緩くなるようイメージしながら加熱します(笑
ちなみに、ICチップや部品等はかなり熱耐性があるので、少々の加熱では壊れませんが、それでも限度はあるので
あまりやり過ぎると部品を壊しますので、注意です。
※部品を熱で壊すと、その部品を交換する意外に方法がなくなる。
加熱し終わったら、基板に触れずに15歩分ほど放置し、今度は裏面の赤丸付近を同じ要領で加熱します。
裏面にはフラックスを塗るような部品は無いので、そのままの加熱でOKです。
さて、
裏面を加熱し、15分放置すれば一応OKなのですが、私はもう一度表面を加熱しました。
これはYLOD機体の場合、クラックや剥離しやすい状態になっていると予想されるので、念の為にハンダのくっつきを
良くするためです。
基板面を加熱して、放置している時間に、それ以外の部品のホコリをエアダスターと歯ブラシを使ってキレイにします。
さて、
基板の加熱は完了!
後は、この基板が直ってることを神に祈りつつ・・・
シルバーグリスをCPUとGPUに薄く塗ります。
これで、仮組みして・・・
コンセントを繋いで・・・
スイッチオン!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緑ランプ点灯キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
てなわけで、
YLODの修理は無事に出来たようです。
後は本格的に組立てて、配線をし・・・
初期設定に入ります。
このジャンク機体はHDDが無い状態だったので、部屋に転がっていた2.5inch 60GBのHDDを入れてスイッチをいれる。
当然HDDはPS3用にフォーマットされている状態ではないので、上のメッセージが出ます。
システムソフトウェアをSONYのWebからダウンロードし、USBメモリー等にコピーします。
フォルダーは・・・
root-ps3-updete
と、フォルダーを新規作成し、updateフォルダーにwebで落としたシステム・ソフトウェアを入れます。
USBをPS3に取り付けて再度スイッチをいれると・・・
HDDのフォーマット画面に入るので、STARTとSELECTを5秒以上押してフォーマットに入ります。
んで・・・
フォーマット中・・・
んで・・・
システムのアップデート・・・・
んで!
初期設定画面キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
となります。
てなわけで、
YLOD故障で起動不可能だったPS3 40GB白が無事起動できるようになりました!ヽ(^◇^*)/
これに気を良くした私は・・・
本日昼間・・・
またもやYLOD故障のジャンク40GB機体を2,980円で購入してきて・・・
夕方にコイツもちゃんと動くようになりました(笑
2日間でいきなりPS3が2台増えた・・・(笑
でも、
まだまだ修理したくてウズウズしてます・・・(笑
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