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ゲームってさぁ・・・2025/06/29 00:08:53

さて・・・


何ていうか・・・任天堂の転売ヤー対策は確かにすごいとは思うんですけど・・・


って話です。

まず、今回のSwitch2は店舗販売でもネットでも転売対策として、「転売せず個人で使用すること前提」と
建前上売っているところがほとんどだと思いますが、これに法的拘束力は無く、購入後にメルカリ等の
フリマに商品を流しても法的に罰せられることはありません。

唯一、「アホだな・・・」と苦笑してしまったのはノジマで購入したSwitch2をメルカリに出品した転売ヤーが
ノジマサイドに特定され、ノジマ会員から永久BANを食らったことです(笑
購入時に「転売しないでね」とノジマに言われ、「了解」と同意して購入したのに即メルカリに流したことから
この人物は店舗側との規約を無視した最初から転売前提の転売ヤー確定となったわけです。

まあ、そんな感じで、任天堂側は協力的な店舗と共同で転売対策を実施し、転売撲滅に消極的姿勢だった
メルカリから「マージンで儲ける」という商売上の利益を大きく削ぐことだけでなく、企業イメージを損ねる
「社会的責任の欠如」という世論形成にも成功したわけです。
また、任天堂側は「常に生産し続けているので、市場に潤沢に流れるよ」というメッセージも常に発信し続け、
消費者側もそれに呼応するように、「転売ヤーから絶対買わない」という世論も一気に形成されていきました。

そして任天堂は次々にあえて小出しにするように、「転売品はリスクでしかない」情報を発信し続けます。

・保証書は添付してないので、修理時は購入時のレシートまたは領収証が必須
・MIG Flash等の非ライセンス品でSwitch2でコピーゲームを起動しようとすると本体BAN
・同一IDのゲームソフトが2箇所以上で起動されれば、海賊版認定で垢BAN
・使用規約はあくまで最初に購入したユーザーとのみ有効となるので、中古品購入者には保証無し
 ※最初のユーザーが不正操作を行い本体BANをくらったSwitch2を中古で買っても保証を受けられない。

と、厳しい対策が次々と発信され、転売ヤーはそれこそ真綿で首を絞め上げられるように、ジワジワと窮地に
追い込まれてゆきました。

結果、メルカリ等のフリマでは転売ヤーからSwitch2を購入するのは、「市場よりも高い」上に、「本体BAN」の
リスクが常に付きまとう結果となり、当然ながら誰も買おうとしなくなりました。
焦った転売ヤーは高額な利益確保どころではなくなり、とにかく在庫を捌けようと価格を下げましたが、それで
も誰にも相手にされない状態に陥りました。

凄いのは、ここまでの流れに掛かった時間はSwitch2発売からたったの3週間程度という事実です。

いかに今回の任天堂による転売対策が功を奏したかが如実に分かるデータです。
いや、本当にお見事としか言えません。

さて、今回の対策で少し気になった点は、任天堂の「中古品根絶」とも取れる行動です。
これまで中古品販売市場は年々拡大されてきました。
不必要になったものを中古として売り、その売却益で違うものを購入する資金とする行為は、フリーマーケット
と同様に、需要者と供給者の信頼とバランスのもとで成り立つシステムです。
ところが、実はこういった中古売買はメーカーにとっては一円も儲からないので実は苦々しい行為です。

需要者が新品をメーカーから購入せずに、中古品を買ってしまったら、市場では最低2名の人がその製品を
使用することになりますが、メーカーは最初の購入者1名分の売上しかないからです。
しかし、中古品の売買は違法行為ではありませんから、そこは黙って指をくわえるしかありません。

しかし、そこに現れたのが「転売ヤー」という存在。

彼らは品薄商品を買い占めて高く売ることで利ざやを稼ぐ為に、様々な方法を駆使して市場を荒らしました。
この転売ヤーの存在はメーカーサイドにしてみれば市場を荒らす厄介者であると同時に、製品購入者という
側面も同時に持ち合わせています。
詰まる所、数字的に見れば一般消費者に買われようが転売ヤーに買われようが、販売額も販売個数も一緒
だということです。
だから転売ヤーに買われたとしてもメーカー側は売上的に損失はありません。
しかし、転売ヤーは基本的に今回の場合で言えば「Switch2本体」のみを高額で転売するだけで、ゲーム会社
にとっての利ざやを稼ぐゲームソフトには全く見向きもしません。

任天堂サイドとしては、本体を購入し、ゲームソフトも継続的に購入してくれるユーザーが一番です。
だから彼らにとって転売ヤーは邪魔な存在でしかありません。

そこで任天堂は一計を案じました。

商売に邪魔な転売ヤーを排除しつつ、自社の利益を最大化する方法。
それは中古品市場のシュリンク(縮小化)です。

転売ヤーから購入した時点でその商品は「新品」ではありません。
いわゆる「新古品」「中古品」扱いとなります。
そして、規約により最初の購入者(または使用者)との規約同意が前提となるので、その商品が中古市場に
流れても規約は最初の購入者に紐付いているので、中古購入者には引き継がれません。
つまり、中古品を購入し、それが破損した場合、保証期間内であっても中古購入者には無償サポートを受け
る權利が最初からありません。
また、最初のユーザーが不正行為をし、本体BANを食らった商品をこっそりと中古市場に流し、それを運悪く
購入してしまった人は泣き寝入りするしかありません。

これが転売ヤー撲滅と中古市場シュリンクの第一段階です。

次にゲームソフトのキーカード化(キー(鍵)だけ販売し、使用者はネットからソフトをダウンロードする方法)
により、今までのカートリッジ方式では難しかった、同ソフトの同時アクセスを厳密に管理できます。
つまり、中古ソフトを売るユーザーがこっそりと自分のゲーム機にソフトを残したままにしたり、中身をDUMP
してMIG Flashのような非ライセンス品にコピーした上でソフト本体を中古市場に流すと、同じソフトが世の中
に2個存在することとなり、それを使用不可するために、中古に流したユーザーも中古購入者も同時にアカウ
ントBANを実施できるようになります。

こうなると中古ソフトを買い取る店舗側も購入するユーザーもリスクでしかありませんから、中古品を買おうと
する人はこれまでよりも確実に減ります。

こうして、「転売ヤーの暗躍」をネタとして、中古市場全体をシュリンクすることを目論んでると思います。
メーカーとしてはコンプライアンス的に問題ありませんし、コレまで以上に利益を確保できるので賢い。

やっぱ任天堂法務部は先読みが鋭いと思いつつ・・・
なんかとても息苦しく感じます・・・

本来、ゲームって楽しいもんじゃないの?
本体BANやアカウントBANにビクビクしながら、本当にゲームを楽しめるのでしょうか?

任天堂法務部は凄いと感心しつつ、なんかなぁ・・・って気持ちも正直あり、複雑な心境です。


まあ、まだSwitch2買えてないんだけども・・・(笑