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ウクライナ情勢を見て思うこと2022/03/02 00:22:20

さて・・・


このところ、ずっとウクライナ情勢をネットニュースとかで追っかけてます。


とにもかくにも、今ウクライナで行われてる事は侵略戦争ですから、攻め込んだ側が悪いのは当然です。
ロシアが緩衝地帯を作ろうと、NATO側に入ろうとしていたウクライナを武力制圧するなんてのは、ハッキリ言って
弁解の余地なく悪です。

しかし、ちょっとこの戦争を俯瞰で眺めると、複雑な思いが巡り始めました。
まずは欧米の経済制裁決定までのスピードです。

ロシアが悪いんだから、そんなの当たり前じゃん!

とまあ、普通はそうなるわけですが、何か釈然としないモノを感じてしまうのです。
まずSWIFTを絡めた経済制裁。
コレにより、ロシアは決済システムが事実上使えなくなるので、海外との売買が出来なくなります。
つまりロシアは天然ガスや小麦、その他のレア鉱石とかを売って外貨を稼ぐことが出来なくなります。
またルーブルの価値も急スピードで下落しました。
よってこの経済制裁は確かにロシア経済にとっては大変痛手ですが、裏を返せばロシアの天然ガスに依存度が
高かったドイツなども痛手を被ります。
まあドイツは高額になったとしても液化天然ガスを他国から買えば良いので、当面の間は問題ないのかも知れま
せんが、その費用は国民が負担することになるので、市場価格は当然上がります。

さて、一方のロシアは売る物も売れず、ルーブルの価値も下がるので市民生活は確実に苦しくなります。
そうなるとロシア国民に不満が募るので、戦争反対デモと相まって国内が大混乱に落ちる可能性が高くなります。

実は、EUとアメリカはコレを狙ってるんじゃないかな? と思い始めました。

つまり、1991年の年末に崩壊したソビエト連邦の再来です。
今回、EU側は1~2年ほど経済制裁を続け、ロシアはプーチンと共に崩壊。これを狙ってるんじゃないでしょうか?
ロシアが崩壊すれば、後は資本を手にロシアに乗り込めば広大な地域を自分達の自由に出来るという作戦です。

こうしてロシアも含めた巨大なEU圏が出来上がれば、天然ガスといった資源はEU圏内でまかなえることになり、
そこにNATOを絡めれば超強大な軍事機構が完成します。
その規模は中国を遙かに超え、アメリカと肩を並べる巨大さになり、世界パーバランスの大きなウェイトを握る事が
可能となるのです。

EU各国がウクライナに武器を提供するとか急にやり始めた背景は、どうも思ったよりロシア軍の士気は高くないので、
ここでウクライナ国民が踏ん張れば押し返えせんじゃね?と考え始めたのではないかという点です

しかもウクライナに渡すのは武器・弾薬だけで、直接軍隊を送り込むわけではないので、自分の手は汚しません。
殺戮兵器を渡して美談になり、ウクライナに感謝される・・・

冷静に考えると、ナニコレ? 状態ですが、西側のメディアは連日のようにロシアが悪いと報道しながら、殺傷兵器を
ウクライナに渡す事について疑問視する報道はありません。

いや、ウクライナが困っているのは事実で、それを助けるための武器だとは分かっているのですが、何かなぁ・・・と
ちょっと引っかかってしまいます。

さて、問題はEUとアメリカの思惑通りに事が進むかどうかです。

経済制裁も加えたロシア包囲網を築こうとするEUとアメリカに対して、ロシアはどう動くのか?
ここで中国の登場となるわけです。

ロシアの天然ガスも小麦も鉱石も中国が全部買いとってくれたら?

そうです、ロシアにとっては売り先が変わるだけでもしかしたら、SWIFT外しは痛手にならない可能性もあります。
また中国にしてもロシアがいなくなってしまうと、孤立無援状態になるので困るのです。
よって、制裁で困窮したロシアを助ける公算は大きいと思います。

これでロシアが崩壊せずに踏みとどまると、EUとアメリカの計算に狂いが生じます。
当然、EUもアメリカもそんな事は百も承知でしょうから、ウクライナが「EUに入れてくれ!」といっても二つ返事では
答えられない事情もあるわけです。
ロシアがこのまま崩壊せず、あまつさえ戦争の傷跡が残るウクライナは言い方は悪いですが、EU側にとって魅力が
ありません。
今はロシアの前線基地として利用できるから、ニコニコしているに過ぎないかも知れないのです。

それとウクライナ情勢で驚いたのは、市民に積極的に銃を渡して、戦闘に参加させていることです。

18歳から60歳までの男性は国に残って戦う。

これ、凄い事です・・・
陸続きで、大国に翻弄され続けた国民の遺伝子なんでしょうか?
愛国心がとてつもないです。
日本では絶対考えられない・・・

でも、戦争が終わった後に、その銃はちゃんと回収できるの? とちょっと心配になりましたが・・・
それに、囚人を牢から出して、銃を持って戦えとか、ちょっとハチャメチャな気もします・・・

しかし、これはもう一つの教訓を我々日本人に見せている気もします。
それは、

自国を守れるのは自分達の手でしか無い。

という強い決意です。
これ、「国を守る」という観点ならば当たり前の事なのですが、日本はアメリカ依存が強くなりすぎてる気がします。
そして、私はアメリカという国を手放しで信用して良いのか自信がありません。

中国と戦争になったら、アメリカがなんとかしてくれる。

これって平たく言うと・・・

中国と戦争になったら、アメリカの青年が我々の代わりに戦い、血を流して死んでくれる。

と言ってる事と同意義なのです。
アメリカ国民側から見た場合、日本の態度をどう思うか? と考えてみれば、如何に我々が都合の良いことを言って
るかが分かります。(だから高い用心棒料を支払っている訳ですが)

だから、そうならないために普段からよく話し合って・・・

という人もいると思いますが、世界は「力が全て」の理論なのです。
対等の力を持った者同士が戦う事になる。勝敗は五分五分。
だから互いに負けたくないので話し合うのです。
10対0とか9対1のパワーバランスなのに、対等の立場でネゴシエーションテーブルについてくれる大国があると思い
ますか? 私の答えはNoです。

勝てると分かってる相手の話なんてまともに聞かないからです。
良くて、「分かった。話は聞いてやる。だからこの条件を呑め」となります。

ここ数日間、ウクライナ情勢を見ながら、日本はこのままEU・アメリカの後ろについて同じように経済制裁ばっかりやっ
ていていいのかな? 

日本だから出来る事を考えるチャンスじゃないのかな?

とか、そんな事を思ってしまいました。
まあ、何の力も無い、一市民の戯言ですが・・・(笑